中小企業を脅かすサイバー攻撃
先日、NHKの朝のニュース番組「おはよう日本」で、中小企業にもサイバー攻撃が押し寄せているとの特集報道がありました。
「中小企業を脅かすサイバー攻撃」大した報道の内容、NHKのサイトには詳細が出ていませんでしたが、以下のサイトにまとめ羅れていました。
大阪商工会議所の調査では、調査した101社のうち、重大なサイバー攻撃を受けた企業は38社と約4割になることが分かったそうです。
日本にある会社の99%が、サイバー攻撃に狙われているなんて話も。
その例として、社員14人の会社がランサムウェアのサイバー攻撃を受けた例が取材されていました。
サーバーやPCの交換で、500万円の損害を受けたとのこと。
サーバーのセキュリティ対策費用を節約したところ、途端にランサムウェアの被害を受けたようです。
取材時に話があった金額は、おそらくハードウェアの交換代金のみです。
システム交換時にはもちろん仕事ができないし、システム交換するまではサプライチェーン攻撃の心配があるので、取引先とのメール交換ができなかったりするので、実質的な被害額はさらに高額になるはずです。
取材によれば、大企業はセキュリティが厳しいので、ハッカーたちは、下請け、孫請けに狙いを定め始めたようです。
中小企業は、サイバーセキュリティについての意識が低いので、サイバーセキュリティ対策をあまり取っていないことが多くなっています。
設計図などの重要情報だけでなく、大手とのやりとりのメールにウィルスを仕込むなどして、大手のサーバーに入り込む、サプライチェーン攻撃を狙っています。
中小企業も情報セキュリティに取り組まなければならなくなったという、とても良い取材報告でした。
中小企業も、サイバーセキュリティ、情報セキュリティに気をつかなければならない世の中になってきました。
私も以前在籍していた会社でサイバー攻撃に遭い、とても辛い時期を過ごしたことがあり、今でもトラウマになっています。
突然誰にでも訪れる可能性があるサイバー攻撃、中小企業もきちんと備えておく必要がありそうです。