鉄道の計画的な運休への会社の対処方法
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9月は、沖縄を除く全国で、台風に被害を多く受けるようになります。
台風の被害というと、会社にとっては、従業員の出勤をどうするのか?が大きな問題になります。
9月9日(月)にも台風が関東に接近しました。
計画的な鉄道の運休が増えてきた
最近の傾向として、台風や大雨のような事前に大きな被害が出る可能性がある場合、JRは事前に計画的に運休します。
今回も、JRは9月8日(日)に、20時頃から翌朝の8時頃まで、関東の各路線を順次運行を停止すると発表し、実際にそのとおりに運休しました。
今回は、運休時間が月曜日の通勤時間帯にかかるということで、大きな混乱が予想されました。
出勤に関して従業員に連絡したい
こういった時会社としては、社員の安全や計画的な業務遂行のため、鉄道の運休が発表に合わせて、出勤免除などを事前に社員に通知したいところです。
災害に巻き込まれるリスクを回避することも伝えないと、今度は会社の管理責任を問われる可能性もあります。
就業規則に定められた定時就業時間を守るために、無理して出社し、無理が原因で事故にあったり体調を崩したりしたら、会社の管理責任を問われかねません。
休日や定時外の連絡は難しい
今回のケースで特に難しかったのは、運休が正式にアナウンスされたのが、多くの会社が休んでいる日曜日の午後であったということではないでしょうか。
出勤や出勤そのものを免除しようにも、今の時代は、休日の社員に連絡することは至難の業です。
個人情報保護の問題
なぜなら、今は個人情報保護を盾に、緊急連絡先を開示しない従業員が増えたからです。
以前は、多くの会社に緊急連絡網が整備されていましたが、今はそんな会社は少なくなりました。
非正規社員やハラスメントの問題
そもそも連絡先を聞くことができない派遣社員や、入れ替わりが激しい非正規社員が増えたり、パワハラ・セクハラ問題が多く報じられるようになり仕事時間意外は上司からの連絡を拒否する人が増えているのも、その傾向に拍車をかけています。
非常時の対応方法を事前に定める
こういった、連絡をしなければならないけど連絡ができないという矛盾に対処するためには、防災対応規程、若しくはマニュアルを整備しておくことをおすすめします。
出社免除の条件を事前に定めておく
計画運休などの時の出勤について規定し社員に周知しておけば、計画運休が発表になった都度に、慌てて社員に通知しなくても済みます。
出勤免除のケースを規定する
通勤のための交通機関が不通になった場合は「出勤を免除する旨」と規定しておきます。
こうすれば、わざわざ社員に出勤免除の連絡をする必要もなく、従業員からの申告や問い合わせに対応する必要もなくなります。
風水害等の警報が発令されたときも同様に規定しておけば、従業員や会社の安全を高めることができます。
事前に規程を整備することは、実は、会社の効率化につながるのです。
チャートにして視覚化してみる
できれば、誰でも簡単にわかるように、状況に応じた対応チャートを作成すると良いでしょう。
出勤しないで仕事ができればいいが
電車が不通になったとしても、自宅で会社にいるのと変わらないように仕事ができるのが一番いいでしょう。
今の時代であれば、情報セキュリティ面も含めて、自宅で仕事ができる環境を構築することは、それほど難しいことではないはずです。
しかし、中にはどうしても会社に出社しなければならない従業員もいるでしょう。
出張先から戻ってくる社員もいるはずです。
様々な環境を考慮すると、電車不通時の対応方法を事前に規定しておくほうが実用的でしょう。
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